COLUMN
赤みのないカラーはこう作る。実は“消す”より“ずらす”が正解

赤みのないカラーはこう作る。実は“消す”より“ずらす”が正解

日本人の髪はもともと 赤~オレンジのメラニンが強い のが特徴。
「赤みを消したい」「透明感がほしい」というオーダーが多いのは、このメラニンの特性が理由です。

でも実は、“赤みを完全にゼロ”にすることはほぼ不可能。
正確には「赤みの見え方をずらす」ことで、透明感に見せている んです。

2025年11月20日 更新

赤みが出るメカニズム

赤みが出るメカニズム

髪の色はメラニンの量だけでなく メラニンの種類 にも左右されます。
• ユーメラニン(黒・茶) → 西洋人に多い
• フェオメラニン(赤・橙) → 日本人に多い

カラーで明るくすると、この“赤・オレンジ”が一番先に残りやすく、
「思ったより赤い…」という仕上がりにつながります。

赤みを抑えるために必要な2つのアプローチ

赤みを抑えるために必要な2つのアプローチ

赤みを取るには、実は“技術”と“薬剤選び”の2本柱があります。

① 補色を使って打ち消す

青・緑系の色味は赤みを中和。
ただし 補色で消すとくすみすぎる こともあるので、
あくまでバランスが重要。

② ベースを整えて赤みの見え方を変える

ここがプロの腕の見せどころ。
• 赤→橙にずらす
• 橙→黄にずらす
• 黄を残すと透明感が生きる

“段階的に赤みを弱くする”ことで、濁らない透明感になります。

赤みゼロに見える人気カラーの正体

赤みゼロに見える人気カラーの正体

よくある「赤みゼロ!」と呼ばれるカラーは、実は…
• グレージュ
• ブルージュ
• オリーブ
• アッシュベージュ

これらは 青・緑・グレーを絶妙に混ぜて赤みの印象を弱めている カラーです。

本当の無彩色ではなく、
「赤みが出にくい色相に寄せている」 だけなんです。

透明感を最大化するために大事なのは“ベース作り”

透明感を最大化するために大事なのは“ベース作り”

透明感はカラー剤だけでは作れません。
• 1回のカラーより 複数回の積み重ね
• 根元~毛先の 明度差を整える
• ブリーチ有り/無しで選べる色の幅が変わる
• ホームケアで褪色のスピードが決まる

特に“赤みを消した履歴”は、次回のカラーの入り方も良くするので、
ちゃんと積み上がる技術なんです。

「赤みのない髪」が似合うのはどんな人?

 「赤みのない髪」が似合うのはどんな人?

実は誰でも似合うわけではなく、
顔の赤みの出方、肌のトーン、メイクの色 と相性があります。
• 肌が黄み寄り → オリーブ・グレージュ
• 肌が赤み寄り → ブルージュ・アッシュベージュ
• メイクが柔らかい人 → ベージュ系の透明感
• かっこいい印象が好き → アッシュ・オリーブ

似合わせは“無理に赤みを消す”のではなく、
肌の色と髪の色がケンカしないバランスがポイント。

まとめ

まとめ

赤みのないカラーとは、
赤みを「消す」ではなく「ずらす」技術でつくる透明感のこと。

赤みの性質を理解したうえで
・補色の使い方
・明度コントロール
・ベース作り
この3つが揃うと、どんな髪質でもムラなく透明感が出ます。

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