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髪をパーマ液の力とアイロンの熱でまっすぐに整える縮毛矯正ですが薬剤の進化で仕上がりのまっすぐ加減や毛髪の柔らかさなどが選べるようになって来ています。
ただの縮毛矯正でも一昔前よりは様々な質感コントロールができますが当店では従来の縮毛矯正のメニュー、【ナチュラル】・【ハード】の他に【プレミアム】というメニューが存在します。今回はこの【プレミアム】が他の縮毛矯正メニューと何が違うのか、メリットとデメリットは何か、どのようなお客様に向いているのかを解説していきたいと思います。
これからの季節、湿度が高い日が続いてしまいますので少しでも快適に、扱いやすいスタイルで梅雨を乗り越えていただく参考になればと思います。
2019年05月29日 更新
縮毛矯正は読んで字のごとく『縮れた毛をまっすぐに矯正する』ことです。
普通髪の毛は外側の髪の毛を包んでいる部分の強固な結合(ペプチド結合)と毛髪内部の横方向の結合(水素結合・塩結合・シスチン結合)の計4つの結合が元になり髪の毛の恒常性を保っています。
パーマや縮毛矯正はこの内側の横方向の結合を3つ切り離し、癖付をしたのちに、再結合させるというのがパーマの原理になります。
さらに縮毛矯正とデジタルパーマはこの結合を切り離した際に『熱』を加えることにより、タンパク質を変質させ、パーマのかかりをより強くし形状記憶をさせて髪の毛の再結合を行います。
髪の毛はタンパク質なので熱を当てると固まります。(目玉焼きを思い浮かべていただければわかりやすいと思います)これを求める形に癖ずけしていくので普通のパーマよりダレも少なく長い時間カールが持ってくれます。
【ナチュラル】と【ハード】というメニューが用意されていますが大きな違いは縮毛矯正剤の効き具合を変えている点です。
縮毛矯正の粘性の高いパーマ液は毛髪内に浸透することにより先に述べた髪の内側の結合である横方向の結合を切り離すことができます。
この時お薬ごとに髪の毛への浸透率が異なっていて、浸透率が高いものは強いお薬、浸透率が低いものは弱いお薬と大別されます。
この浸透率の違いにより仕上がりの違いをコントロールして程よく癖を残し、ボリュームダウンをさせる【ナチュラル】
しっかりと薬剤を浸透させ強いストレート感の質感にコントロールする【ハード】と分けさせていただいています。
また、アイロン操作による熱の当て方にも違いがあり【ハード】の方が【ナチュラル】より髪の毛の束を細かく分けとり熱をしっかり当ててより高温で処理します。そうすることにより強固な結合が作られるためにボリューム感も少なくストレートの質感もより強いものに仕上がります。
【ナチュラル】のデメリットとしてあげられる点はストレートの質感が弱いところと形成力が弱いところです。
浸透率の弱いお薬を使うことによって髪の毛の結合を少ない割合で外すため、髪の毛が元の状態に戻ろうとします(逆に言えばこのおかげで自然な質感を演出することはできます)
また縮毛の度合いが強い髪の毛では強いストレート感にするには力不足なのでしっかりとしたストレートにしたい、髪の毛が太く、くせも強い髪質の方には物足りなく感じてしまうかもしれません。
【ハード】のデメリットとしてあげられる点は薬剤の効果が強いためダメージが出てしまいやすい点とスタイルチェンジがしずらい点です。
髪の毛の結合をしっかり外すために浸透率の高いお薬を使うので毛髪の状態によっては過度な反応(過膨潤)が起こってしまいます。
過膨潤が起こると髪の毛の組織が脆くなってしまうためにダメージが出やすい髪の毛の状態になります。そうするとまっすぐに整えたいのにパサパサしたり縮れた状態になったりとせっかくの縮毛矯正が意味のないものになってしまいます。
また適切な施術を行えたとしてもそのあとのスタイルチェンジは難しい状態になってしまいます。
よく例えられるのが目玉焼きで卵は髪の毛と同じくタンパク質でできているため熱を当てると固まりますが冷めてもドロドロの元の状態に戻りません。
カラーやパーマのお薬は熱処理のされていないタンパク質に反応するように作られているため熱処理をした髪の毛では正常な反応をしてくれません。
プレミアム縮毛矯正は【ハード】よりも髪の毛の過膨潤をしずらい処方の薬剤で【ナチュラル】よりもしなやかな髪質にしてくれる縮毛矯正です。
ただの中間ぐらいの存在じゃない?と思われたと思います。違います!!!
体感していただければきっとわかっていただけると思います。圧倒的に手触りと髪の毛の柔らかさが違います。
一番は何が違うか、というと使っている薬剤が違います。ただ中間ぐらいの薬剤を使っているのではなく『髪の毛の硬い部分と柔らかい部分にそれぞれ働きかける』薬剤を使います。
これはどういったことなのか次項で説明していきたいと思います。
髪の毛には割合が人によって違いますが硬いタンパク質と柔らかいタンパク質の2種類の構造が混ざり合って髪の毛を形成しています。
これが偏った割合になると柔らかいタンパク質は水分を含みやすい性質を持っているため毛髪内で膨らみ、硬いタンパク質は水分を含みずらいので柔らかいタンパク質ほど膨らんでくれないのでそこを起点に髪の毛が曲がってしまいます。
そのために湿気が多いところでうねりが出てしまい髪の毛が広がってしまいます。湿気が多い時期に髪の毛が乱れてしまうのはそのためです。
【ナチュラル】の薬剤はこの柔らかいタンパク質部分に作用する成分が多く【ハード】は硬いタンパク質に作用する有効成分が多く含有しています。
【プレミアム】はこの特性を混ぜ合わせた薬剤が髪の毛に最小限のダメージで浸透し、髪の毛に対するお薬の効き具合を最適な状態で次のアイロン操作に移ることができます。
ナチュラルくらいの弱さの薬剤でハードに近いぐらいのストレート形成力を持っているのです。
万能に見える【プレミアム】ですができることとできないことがあります。
まず一つは硬いタンパク質が多い髪の毛では【ハード】よりもまっすぐに矯正する力が弱い点です。
硬いタンパク質に薬剤を浸透させるにはアルカリ剤による還元力(髪の毛のキューティクルに入り込む力)が強いお薬を使う必要があります。
なので【プレミアム】の薬剤は【ハード】よりも還元力が弱いので浸透するまでに時間がかかってしまいますし、長い時間薬剤をおいてしまうと今度は柔らかいタンパク質を傷つけてしまう恐れがあります。
なので強いストレートタッチの質感が欲しいお客様にはプレミアムよりもハードの施術の方がオススメです。
【ハード】の施術はダメージが気になるという方は程度は弱くなりますが【プレミアム】にしてみるか他のトリートメントと併用するのがいいかもしれませんね。
【ナチュラル】【ハード】【プレミアム】とご紹介してきましたがみなさんが気になるのはどの縮毛矯正をかければいいのというところだと思います。
髪の毛の状態にもよりますが多くは【プレミアム】がオススメです。
弱い還元力でアイロンをするのに最適な状態にしてくれるのでダメージは少なく、自然な仕上がりになってくれるのでいまのトレンドの髪型にもマッチしてくれると思います。
繰り返しになってしまいますがそれぞれでできる質感が異なるためまずは美容師さんにしてみたいヘアスタイルを相談してみてそこからプランを選んでみるのが失敗はないかもしれません。
自分の癖が強いのか弱いのかも個人差があると思いますので毛髪診断のプロに意見を聞いて納得した上で施術に入れれば安心感もあると思います。
縮毛矯正が出たての時代は髪の毛をまっすぐにすれば満足できていた方も多いと思いますが、いまの世の中はより洗練されたに合わせが必要になっている分、お客様にはより自分のやりたい・したいイメージにあった薬剤を選んでいく時代だと思います。
それを叶えることのできる薬剤や技術が研究されていますのでいつもと同じオーダーをするのではなく、欲張りなオーダーをしてみたり、今まで言ったこともなかった小さな悩みも言ってみてもらえればと思います。きっとお客様にあった素敵な提案を美容師さんがしてくれるはずです。
また我々美容師もお客様にもっと喜んでもらえるように勉強して練習してお客様のなりたいを叶えたいと思っていますので頼っていただければ嬉しく思います。

色気のあるヘアスタイルを提案します
社内で10年以上カット講師を務めております。そのカットテクニックでご希望のイメージに合わせた女性像や男性像を作り出します。特に最近はその人から醸し出される雰囲気、色気のようなものを引き出せるようなスタイル提案をしておりますので自分に自信をつけたい、色気を出したい方はぜひご指名ください。
また男性の方々には同年代だからわかるかっこよさや、お悩みを理解したイメージチェンジをご提案させていただいております。特に色気のあるパーマデザインが得意ですのでぜひお任せください。後悔させません。
トリートメントによる髪質改善は絶対の自信があります。今も都内や他県の方からご来店いただき多くの支持をいただいていますので髪質にお困りの方もぜひご相談ください。
社内・社外カットコンテストで数多くの受賞歴あり
Tokyo Beauty Congress 2019審査員特別賞受賞
出身校 仙台ビューティーアート専門学校