COLUMN
パーマの仕組みと基礎知識 Part2

パーマの仕組みと基礎知識 Part2

前回に引き続きパーマの仕組みと基礎知識をお伝えしていきたいと思います。

2021年05月31日 更新

パーマ1剤の成分

パーマ1剤の成分

還元剤は、シスチン(S-S)結合を切断する働きがあり、いくつか種類があります。
パーマ剤では、「チオグリコール酸塩類」「システイン又はその塩類」が使用されており、カーリング料では、「亜硫酸ナトリウム」「システアミン」などが使用されています。

還元剤の種類と構造

還元剤の種類と構造

質感の違いとは…

還元剤の違いにあり、システイン系のパーマ剤は、反応後のシステインが2剤により酸化されるとシステインが2分子結合した水に不溶性のシスチンを生成し、毛髪内部に定着して、ハリ・コシをだします。亜硫酸ナトリウムは、水に溶けやすく、毛髪中に残りにくいためやわらかいカールをつくることができます。

お客様のご要望やデザインに応じて薬剤を使い分けしていきます。

アルカリ剤の種類と特徴

アルカリ剤の働きは、pHを高め、毛髪を軟化、膨潤させて、パーマ剤の浸透をよくして還元反応を促進します。アルカリ剤としては、「アンモニア」「モノエタノールアミン」「炭酸水素アンモニウム」などが配合されます。それぞれのアルカリ剤には特性があり、配合するアルカリ剤で、パーマ剤の作用が変化します。


アルカリ剤の種類

アンモニア・・・
揮発性のため刺激臭はあるが毛髪へ残留が少ない。反応は早いが、オーバータイムしにくい。手に対する刺激がある。


モノエタノールアミン・・・
不揮発性のためニオイは少ないが、毛髪への残留が多い。反応は遅いが、オーバータイムしやすい。手に対する刺激がある。


炭酸水素アンモニウム・・・
弱アルカリ性のアルカリ剤。施術時間の経過とともに、炭酸とアンモニアに分解され、アルカリ性になるため反応が強くなる。


アルギニン・・・
塩基性アミノ酸のひとつで、毛髪との親和性が高い。アルカリ剤の作用としては弱く、反応は穏やかである。

パーマ剤2剤の成分

パーマ剤2剤の成分

酸化剤は、1剤で切断したシスチン(S-S)結合を再結合させる働きがあります。パーマ2剤の主成分は、「臭素酸ナトリウム(ブロム酸ナトリウム)」「過酸化水素水」です。目的に合わせて2剤の種類を選定することをおすすめします。

まとめ

薬剤の種類や特徴を認識することは美容師をやっていく上でとても大切です。

薬剤の選定をするのに正しい知識がないと失敗に繋がってしまいますので、しっかりと正しい知識を身につけてお客様に喜んでいただけるようにしていきましょう。

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