COLUMN
《ヘアカラーをされるお客様に知っておいて欲しい事》

《ヘアカラーをされるお客様に知っておいて欲しい事》

今回はカラーの仕組みや、白髪染め・オシャレ染めの違いや、黒染め、染まりやすさの違いなどヘアカラーをするにあたって、お客様に知っておいて欲しい事を、書いていきたいと思います!(※私の経験からの個人的な見解も含まれておりますので、必ずしも正解ではない事をご了承下さい!)

2020年02月14日 更新

ヘアカラーの仕組み

ヘアカラーの仕組み

まず一般的に『カラー』と言われている、アルカリカラーは、1剤と2剤に分かれており、この2つを混ぜることによって化学反応を起こし、髪の内部に染料を定着させます。
※簡単なイメージは上の図にまとめてあります!
髪は3つの部分からできています。
髪の一番外側から【キューティクル】中間部分【コルテックス】中心部分の【メデュラ】の3層構造で、太巻きの【のり】【ご飯】【具材】に置き換えて想像してもらうとわかりやすいと思います。【コルテックス】の中には【メラニン色素】があり、この色素があるため黒いのです。(白髪はこの色素がない状態です)
簡単に言うと、アルカリカラーはこのメラニン色素を薬剤の力で脱色して明るくしたところに、代わりに人工の色素を入れて発色させ、酸化して染料が重なりあって大きくなり、髪の中から抜けずらくなるという仕組みです。

『白髪染め』と『オシャレ染め』の違い

『白髪染め』と『オシャレ染め』の違い

【白髪染め】と【オシャレ染め】って何が違うのか?
基本的な仕組みはほとんど一緒です!
違うのは【染料】の量です。染料が多くなると色が濃くなります!カラープリンターを思い浮かべて頂くと、インクが染料にあたります。インクが多い時は問題なく色が印刷されますが、少なくなってくると、薄く仕上がってしまう事があると思います。(最近の機械はわかりませんが)
なので染料が多く、しっかりと白い部分が染まりまるものが【白髪染め】であり、特に真っ黒になるほど染料が濃い物を【黒染め】と呼んでいます。
【オシャレ染め】は逆に明るさを出したいので、脱色する力があり、あまり染料が多すぎると暗く仕上がってしまいますので、明度が高いものほど、染料が少なくなっていきます。メーカーによってバランスが違うとは思いますが、一般的に脱色力があり、染料が少ないものを【オシャレ染め・ファッションカラー】と分類しているだけで、全くの別物ではないのです。
脱色をする【ブリーチ】は染料がないので、カラーとはまた少し違う分類になります。
※補足として、市販のカラー剤とサロンのカラー剤どちらも、明るさのレベルを数字で表しますが、サロンのカラー剤は数字が小さくなると暗くなりますので、明るさを伝える時はご注意ください!当店では、色見本や写真で、お客様と仕上がりイメージの共有を心掛けております。

『明るい白髪染め』が難しいのはなぜ?

『明るい白髪染め』が難しいのはなぜ?

白髪染めをしている方でしたら、経験があると思いますが、
『明るく白髪を染めたい』とオーダーをすると、『白髪が染まらないのであまりオススメできません』とやんわりお断りされてしまう。お客様にとっては『なんで?』だと思います。【明るい白髪染め】はなぜ難しいのか?
理由は【脱色力】と【染毛力】のバランスです!【明るくすると染料が少なくなり、染料を多くすると暗くなる】という先ほどの白髪染めとオシャレ染めの特徴の違いから【明るい白髪染め】は矛盾してしまうのです。上の図に簡単にまとめてみました。(※あくまで例なので実際のカラー剤ではありません)
美容師が明るい白髪染めをあまりオススメしない理由として
全く無理な訳ではないのですが、【白髪の割合や髪質によってキレイに染まる・染まらないが変ってきてしまい、ご希望に添えない場合があるので、美容師側はしっかり染まる確率が高い選択肢を選んで提案している】という事なのです。
カウンセリングで【多少暗くなっても白髪がしっかり染まってほしい】や【多少白髪が染まらなくても明るくしてほしい】など、担当の美容師とカラーの仕上がりの方向性を共有しながら、1回で思い通りとはいかない場合でも(もちろん美容師も1回でバッチリご希望通りに仕上げるつもりで施術をしますが)根気強く希望のカラーになるよう、担当と相談して、少しずつカラーの配合を調整していく事も大切です。

髪質やダメージによってもカラーの発色が違う

髪質やダメージによってもカラーの発色が違う

同じカラーを使っても、明るくなりやすい方と明るくなりづらい方がでてきます。何が違うのか?その人がもともと持っているメラニン色素とキューティクルが関係してきます。
カラーが染まりやすい方の特徴として、肌の色が白い方は元々メラニン色素が薄く髪の毛自体も真っ黒でない場合が多く、さらにキューティクルが少ないと髪自体が細く柔らかいので、このタイプの方は比較的にカラーが明るく仕上がりやすく発色が良いですが、すぐに色落ちして、黄色っぽくなってしまう傾向にあります。
逆のタイプの方で髪が硬くしっかりしていて、健康的なツヤがある方は、地毛も黒くて明るくなりづらく、脱色していくと赤味が出やすいので、アッシュ系やグレー系の柔らかいイメージのカラーが出づらい傾向にあります。キューティクルもしっかりしているので染まり時間も柔らかい髪の方に比べると長くなりがちです。両極端な例でしたが、ご自身の髪質に当てはめてみて、自分の髪が染まりやすいか、染まりづらいかの参考にしてみて下さい。なおダメージをしている髪は、髪質を問わず染まりやすい傾向にあります。毛先だけ色が入ってしまうのはダメージレベルが根元に比べて高いためです。また縮毛矯正・デジタルパーマなどの熱を使うパーマをされているお客様はタンパク変性(前回コラム参照)の影響で毛先の色が明るくならず、暗く仕上がる可能性が高いので、注意が必要です!

だんだん色味が落ちていってしまう『退色』とは?

だんだん色味が落ちていってしまう『退色』とは?

キレイに染まったカラーもしばらくすると、色が落ちてくる。白髪染めをしていたのに、気が付くと白髪の部分の色が薄くなっている。
このカラーが褪せていく事を【退色】といいます。
退色の原因には、主に、【シャンプー】・【熱】・【紫外線】などがあげられます。夏場の時期はプールや海水の【塩素】も色落ちの原因になります。
退色すると、色味が抜けていってしまい、脱色された髪の状態に戻ってしまうので、赤茶けたり、黄色っぽくなっていきます。ダメージを受けすぎると、髪の内部に染料を留めておけなくなるので、色落ちがはやくなります!ブリーチの上からカラーをのせた【ダブルカラー】などは、ベースが明るく脱色されていて、色味も鮮やかに出ますが、その分髪がダメージしているので、退色も早くなります。
その他にも、カラーリングした後のパーマも色落ちする可能性が高いので同時施術はあまりオススメしておりませんが、同日の場合はパーマが先、カラーが後にするなど工夫を致しております。(※スタイリストによって違う場合もございます)
アイロンの高熱でも色が抜けますので、カラー後しばらくは熱処理する場合、温度を上げすぎない事も大事です!

『黒染め』の後は明るくできない!?

『黒染め』の後は明るくできない!?

ほとんどの美容師がカラーをするうえで一番恐れている事。
それは『明るくしたいのですが、黒染めしました』と言われることです!それ以上に怖いのはカラーの履歴がわからないことです。
美容師側からカラーの履歴を聞かれたときは、黒染め・ブリーチに関しては絶対に伝えておいたほうが、失敗が少なくなります!

お客様からすると、黒髪に【戻した】後に明るくできないって意味が分からないと思うかもしれませんが、これがまたヘアカラーの落とし穴なのです。黒染めは決して地毛に【戻った】訳ではなく、人工の黒い染料が髪に入ります。そして天然の物ではない色素が濃く入ると中々抜けません!黒い絵の具に、青や、緑を入れても、余計濃くなるだけで、薄くなりません!黒染めも明るく(薄く)する為にはダメージを覚悟で脱色・脱染するか、オレンジやイエロー系のトーンの高いカラーで、何回かに分けて時間をかけながら、徐々に黒さを和らげていくしかないのです。黒染めしたての髪をいきなりキレイな明るめアッシュ系にするのはプロでも難しいので、ご自宅で染めたりすると失敗する可能性が高くなります。まず、黒染めをする時は担当美容師と相談したうえで、目的に合わせた黒染めをすることをオススメします!白髪染めのホームカラーも同様の危険が伴いますので、毛先のダメージや、明るくならない等のお悩みがある方は、一度ご相談下さい!適切な対処方法をご提案させて頂きます。


色持ちを良くさせる為に大事なこと

色持ちを良くさせる為に大事なこと

カラーの色持ちを良くする為には何をしたらいいのでしょうか?
カラーリング別にオススメのケアの方法をご紹介します。
《白髪染め》はまず、一番気になるのが、根元の白髪が生えてくる事だと思いますので、なるべく自分で染めるのではなく、シャンプーで落ちる【一時染毛料】を上手く活用しましょう!明るめの白髪染めの場合は退色して明るくなるので。【カラートリートメント】の併用もしていくと、なお色持ちがキレイになります。
《オシャレ染め》は多少脱色して明るくしている分、色味の退色が早い傾向にあります、洗浄力の強いシャンプーを避け、
カラーの色落ちを防ぐ【カラーケア専用のシャンプー・トリートメント】の利用、カラーの色味を補充する、【カラーシャンプー・トリートメント】の利用が、キレイな色味を維持する秘訣です!
《ブリーチ・ダブルカラー》の場合は何もしなければ1週間程度でどんどん色落ちします!オシャレ染め以上に、カラーシャンプー・トリートメントが色持ちを良くする為には必須です!
アイロンやコテの高温も色を一気に落としますので、注意が必要です!
最後に、【紫外線】はお肌にとっても、髪にとっても有害なものです。お肌は日焼け止めを塗りますが、髪には何もしない方が多いので、特に夏場は、髪の紫外線対策がカラーの色持ちを良くする為に必要なケアになります。

まとめ

ヘアカラーは絵の具を混ぜるように自在に色を変えたりはできません。脱色をして黒を薄めたり、まばらな白髪と黒髪をバランスよく染めたり、今回の様に色々な事を知っていくと、市販のカラー剤の簡単に染まるイメージとは違い、実際に一人ひとりのお客様の髪に合わせた施術や調合は、思っている以上に高度な知識と経験がなくてはできません。市販のカラーが絶対にいけない訳ではありませんが、より安全に確実にカラーをお楽しみ頂く為には、やはりサロンでプロに相談しながらカラーリングしていく事が一番だと思います!まだまだ細かい事は書ききれないので、分からないことなどございましたら、お気軽にイケダまでご相談ください!

  • 再来
  • NO.208-8698
    【ツヤ・手触り】カット+オーガニックカラー+ダブルコーティング
    ¥11,000
    施術時間 120分
    利用条件 ※メンバーズ会員様のみご利用いただけます。
    ※未登録のお客様は当日ご登録頂ければご利用可能です。(店舗にてバーコードの読み取りをして頂きます。)
    提示条件 予約時&受付時
    有効期限 2026年06月30日
    オーガニックカラーで髪と頭皮に優しく、ダブルコーティングでツヤ・手触りをしっかりキープ。
    仕上がり重視の美髪メニューです。

    ※根元2~3センチのカラーになります。
    ※保湿・保護効果に優れた6種のハーブエキス、補修・保湿成分に加えて、5種類のオーガニックハーブエキスを配合。髪にやさしく、天然由来の保湿成分がうるおい・つやめく美髪に導きます。

    ※シャンプー込み
    ※ランク指定料金別 トップスタイリスト+¥550 ディレクター+¥1,100 クリエイティブディレクター+¥2,200 
    ※指名料金+¥550

    ※根元3センチ以上のカラーされる場合は別途ロング料金をいただきます。

    ミディアム+¥550 セミロング+¥1,100 ロング+¥1,650 スーパーロング+¥2,200

    ※表記の料金は税込みです。
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